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曠
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むな
ふりがな文庫
“
曠
(
むな
)” の例文
わたくしは
曠
(
むな
)
しく終吉さんの
病
(
やまい
)
の
癒
(
い
)
えるのを待たなくてはならぬことになった。探索はここに
一頓挫
(
いちとんざ
)
を
来
(
きた
)
さなくてはならない。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
二十五年第四高等中学校教授ニ任ゼラレ、以テ今ニ至ル。余ヤ
菲才
(
ひさい
)
浅学ニシテ府県ニ文部省ニ奉職シ育英ノ任ニ
叨
(
むさぼ
)
リ、
尺寸
(
せきすん
)
ノ功ナク、常ニソノ職ヲ
曠
(
むな
)
シクセシコトヲ
羞
(
はず
)
ル
耳
(
のみ
)
。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
そこには
甘蠅
(
かんよう
)
老師とて
古今
(
ここん
)
を
曠
(
むな
)
しゅうする
斯道
(
しどう
)
の大家がおられるはず。老師の技に比べれば、我々の射のごときはほとんど
児戯
(
じぎ
)
に類する。儞の師と頼むべきは、今は甘蠅師の外にあるまいと。
名人伝
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
世或は予其職を
曠
(
むな
)
しくして、
縱
(
ほしいまゝ
)
に述作に耽ると謂ふ。
寃
(
ゑん
)
も亦甚しきかな。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
夢寐
(
むび
)
にも忘れなかった
郷里
(
くに
)
もとに、二年ぶりで、云わば心ときめかして帰って来た彼らは、そこで暮した二三カ月のうちに、今度はあのイシカリの
曠
(
むな
)
しい野を
燬
(
や
)
けつくような思いで考えていた。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
曠
漢検1級
部首:⽇
19画
“曠”を含む語句
曠野
曠々
曠古
曠着
曠達
曠日
大曠野
曠劫
曠世
曠原
曠茫
曠野集
曠日弥久
曠量
清迥閑曠
曠衣裳
曠衣
曠草
蕭散閑曠
曠職
...