“属饜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょくえん33.3%
しよくえん33.3%
ぞくえん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もってかむくいん。弾丸硝薬これ膳羞ぜんしゅう。客なお属饜しょくえんせずんば、よし宝刀をもってかれが頭に加えん
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
世間は己の需要を予測して、潤沢に己に属饜しよくえんさせてくれた。世間は己の活動して行くに都合の好い丈の意欲を己に起させてくれた。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
それはわたくしの曾て懐いてゐた疑が、未だ全くは解けぬまでも、なかば以上此に由つて解けたと云ふ事である。此巻物がほゞわたくしを属饜ぞくえんせしめたと云ふ事である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)