“やっかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
厄介97.5%
介抱0.6%
役介0.6%
薬塊0.6%
訳解0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「自分の家に属してある属領から上って来る物があるからそれで沢山だ。別段べつだんに法王に御厄介やっかいをかけてそんなに沢山貰うにも及ばぬ」
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
かあねえだ。もの、理合りあいを言わねえ事にゃ、ハイ気が済みましねえ。お前様も明神様お知己ちかづきなら聞かっしゃい。老耆おいぼれてんぼうじじいに、若いものの酔漢よいどれ介抱やっかいあに、出来べい。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
手前ことはね、おい、御当所日本橋は人形町通よ、赤煉瓦の学校裏、紋床に役介やっかいになっている下剃したぞりの愛吉てえ、しがねえものよ。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
中でも、あばき合いで糶上せりあげられたのは、阿片あへん、魔薬、毒のたぐい、紫ギヤマンのびんや黒い薬塊やっかいを見ると、けいずいどもは、肉を争奪するけだもののように、仲間争いをして引きこみます。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「僕の方は文法訳解やっかいと両方ともあの人ですから苦しいです」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)