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糶上
ふりがな文庫
“糶上”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
せりあが
63.6%
せりあ
36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せりあが
(逆引き)
ギックリやりますし、その方は
蝦蟇口
(
がまぐち
)
を口に、忍術の一巻ですって、
蹴込
(
けこみ
)
へ
踞
(
しゃが
)
んで、頭までかくした
赤毛布
(
あかげつと
)
を段々に、
仁木弾正
(
にっきだんじよう
)
で
糶上
(
せりあが
)
った処を
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その中へ、
炬燵
(
こたつ
)
が化けて
歩行
(
ある
)
き出した
体
(
てい
)
に、むっくりと、大きな風呂敷包を
背負
(
しょ
)
った形が
糶上
(
せりあが
)
る。消え残った
灯
(
あかり
)
の前に、霜に焼けた脚が赤く見える。
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
糶上(せりあが)の例文をもっと
(7作品)
見る
せりあ
(逆引き)
「こちらが菊人形の元祖、
植半
(
うえはん
)
でござい。当年のご覧ものは、中は廻り舞台、三段返し
糶上
(
せりあ
)
げ。いちいち口上をもってご案内。サア、評判評判」
顎十郎捕物帳:22 小鰭の鮨
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
或人が四千五百弗まで
糶上
(
せりあ
)
げて落したそうだ。一体虎なんかは
香具師
(
やし
)
の買うものだろう。
髪の毛
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
糶上(せりあ)の例文をもっと
(4作品)
見る
糶
漢検1級
部首:⽶
25画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“糶”で始まる語句
糶
糶売
糶出
糶市
糶台
糶声
糶場
糶屋
糶呉服
糶賣
“糶上”のふりがなが多い著者
泉鏡花
佐々木邦
久生十蘭
吉川英治