営舎の高窓ががた/\と揺れる ばったのやうに塀の下にくつゝいてゐる俺達の上を 風は横なぐりに吹き 芝草は頬を、背筋を、針のやうに刺す 兵営の窓に往き来する黒い影と 時どき営庭の燈に反射する銃剣を見詰めながら おれは思ふ、斃されたふたりの同志 …
| 著者 | 槙村浩 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
| 初出 | 「大衆の友」1932(昭和7)年4月号 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約4分(300文字/分) |
| 著者 | 槙村浩 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
| 初出 | 「大衆の友」1932(昭和7)年4月号 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約4分(300文字/分) |