“開山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいさん61.5%
かいざん30.8%
ひら7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏蘭西写実派小説の開山かいさんバルザツクは、随分たんと小説を書いたが、それだけではまだ書き足らないで、脚本の方へも脚を踏み出さうとしてゐた。
ことには角力が巧手じょうずで、愛敬があり、実に自力のある処の関取だから、今に日の下開山かいざん横綱の許しを取るのはあの関取ばかりだといって居ます
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
たれが苦行して開山ひらいたか、あたらこの一刹も、弘法大師を売り物に御夢想ぐすりの看板をかけられ、狐狸のすむ以上な人間の巣となって、今は、不浄役人の駆けずり廻る間に
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)