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開山
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かいさん
ふりがな文庫
“
開山
(
かいさん
)” の例文
仏蘭西写実派小説の
開山
(
かいさん
)
バルザツクは、随分たんと小説を書いたが、それだけではまだ書き足らないで、脚本の方へも脚を踏み出さうとしてゐた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
上に坂あり、登りて
住職
(
じゆうしよく
)
の墓所あり。かの
淵
(
ふち
)
より
出
(
いだ
)
したる
円石
(
まるいし
)
を
人作
(
じんさく
)
の石の
台
(
だい
)
の
脚
(
あし
)
あるにのせて
墓
(
はか
)
とす。
中央
(
まんなか
)
なるを
開山
(
かいさん
)
とし、左右に
次第
(
しだい
)
して廿三
基
(
き
)
あり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「
傑
(
えら
)
い、傑い。その武士も傑いが、ヤッちゃんも
負
(
まけ
)
ずに傑いぞ。
小錦関
(
こにしきぜき
)
だ、やがて
日
(
ひ
)
の
下
(
した
)
開山
(
かいさん
)
の小錦関だ。」
旧聞日本橋:04 源泉小学校
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
有名な東洋ゴロ兼
法螺
(
ほら
)
の日下
開山
(
かいさん
)
ピントはスマトラで息で人殺す巨蛇に逢ったといい、ドラセルダ
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
こういう訳ですから万事が非常に
紊
(
みだ
)
れて居って、チベット仏教の現今の状態は全く新教派の
開山
(
かいさん
)
ジェ・ゾンカーワが敷かれた
趣意
(
しゅい
)
とは反対のものになって実に見るに忍びない有様になって居るのです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
▼ もっと見る
上に坂あり、登りて
住職
(
じゆうしよく
)
の墓所あり。かの
淵
(
ふち
)
より
出
(
いだ
)
したる
円石
(
まるいし
)
を
人作
(
じんさく
)
の石の
台
(
だい
)
の
脚
(
あし
)
あるにのせて
墓
(
はか
)
とす。
中央
(
まんなか
)
なるを
開山
(
かいさん
)
とし、左右に
次第
(
しだい
)
して廿三
基
(
き
)
あり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
紀州に光明寺といふ
黄檗
(
わうばく
)
の寺がある。が、そこの
開山
(
かいさん
)
は円通といふ草書に
巧
(
たくみ
)
な坊さんだつた。
茶話:06 大正十一(一九二二)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
秋も丁度半ばで、田舎家の軒に柿の実が
紅
(
あか
)
く色づくやうになつた。——柿といへば、例の上野寛永寺の
開山
(
かいさん
)
天海僧正が、ある時将軍家光の御前へ出た時、柿の実を
饗応
(
ふるま
)
はれた事があつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
和歌山の光明寺の
開山
(
かいさん
)
に、円通といつて、草書に
巧
(
たくみ
)
な和尚が居た。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“開山”の意味
《名詞》
(かいさん)寺院を開創すること。また、その僧。宗派の開祖。
(かいさん)あることの創始者。元祖。
(かいざん)新しく鉱山を開くこと。
(かいざん)山開き。
(出典:Wiktionary)
開
常用漢字
小3
部首:⾨
12画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“開山”で始まる語句
開山上人
開山忌