“ぐまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
愚昧96.8%
愚眛1.6%
貢米1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なあに、俺は大丈夫だ! 怒りを心に持っている。そのうちに愚昧ぐまいの連中を、一人残らず吹き飛ばしてみせる。まずそれまで辛抱さ」
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
御刀のぬぐひ御手水おんてうづ一人にて相勤、さて申上けるは、私共愚眛ぐまい、かゝる奸惡之者共不存かんあくのものともぞんぜず入魂じゆつこんに立入仕候段只今に相成重々奉恐入候おそれいりたてまつりそろ思召次第如何樣共御咎仰付可被下置段申上おぼしめししだいいかやうともおんとがめおほせつけくだしおかるべきだんまうしあげける時、公笑はせ玉ひ
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
藤沢君の『伝説』信濃巻に百姓の貢米ぐまいを責められて果す事が出来ないと、領主は百姓の家族の内より、妻なり、娘なりかまわず、貢米賃というて連れ来って慰んだ由見える。