“ぼんくら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
凡倉33.3%
愚昧33.3%
盆暗33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はカイゼルに似た八字髯はちじひげたくわうるにもかかわらず狂人と常人の差別さえなし得ぬくらいの凡倉ぼんくらである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「だが、土地の奴らも愚昧ぼんくらですよ」と、庄太は笑った。
半七捕物帳:54 唐人飴 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それから思うと内の文三なんざア盆暗ぼんくらの意久地なしだッちゃアない、二十三にも成ッて親をすごすどこか自分の居所いど立所たちどにさえ迷惑まごついてるんだ。なんぼ何だッて愛想あいそが尽きらア
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)