盆暗ぼんくら)” の例文
それから思うと内の文三なんざア盆暗ぼんくらの意久地なしだッちゃアない、二十三にも成ッて親をすごすどこか自分の居所いど立所たちどにさえ迷惑まごついてるんだ。なんぼ何だッて愛想あいそが尽きらア
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)