“八字髯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はちじひげ75.0%
はちじぜん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はカイゼルに似た八字髯はちじひげたくわうるにもかかわらず狂人と常人の差別さえなし得ぬくらいの凡倉ぼんくらである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ほどもなく靴音くつおとたかつてたのはまさしく濱島はまじま! 十ねんあひかれには立派りつぱ八字髯はちじひげ
曰く、校長だ。自分は此日程此校長の顔に表れて居る醜悪と欠点とを精密に見極めた事はない。第一に其鼻下の八字髯はちじぜんが極めて光沢が無い、これは其人物に一分一厘の活気もない証拠だ。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)