“字髯”の読み方と例文
読み方割合
じひげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ならぬ、ならぬ、ならぬ、——長六閣下の濶達かったつな文字は、ひとつひとつ八字髯じひげをはやし、キッと口を結んでキャラコさんをにらみつけていた。
キャラコさん:03 蘆と木笛 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
婿は綺麗な八字髯じひげを生した立派な男で、丸髷まるまげに赤い手絡てがらをしたせいの高い細君とはよく似合つた。
(新字旧仮名) / 田山花袋(著)