“溪間”のいろいろな読み方と例文
新字:渓間
読み方割合
たにま66.7%
けいかん16.7%
たにあい16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其外そのほかの百姓家しやうやとてもかぞえるばかり、ものあきないへじゆんじて幾軒いくけんもない寂寞せきばくたる溪間たにま! この溪間たにま雨雲あまぐもとざされてものこと/″\ひかりうしなふたとき光景くわうけい想像さう/″\たまへ。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
このセキショウはショウブ属(Acorus)のものではあれど、ずっと小形な草で溪間けいかんに生じている常緑じょうりょく宿根草しゅっこんそうであって、冬に葉のないショウブとはだいぶ異なっている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
と見るとの花のようで、よく山奥の溪間たにあいながれに添うてむれ生ずる、のりうつぎ(サビタの一種)であることを認めた
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)