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たにま
ふりがな文庫
“たにま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
谷間
32.5%
谿間
31.2%
渓間
27.3%
溪間
5.2%
壑間
1.3%
渓谷
1.3%
澗間
1.3%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
谷間
(逆引き)
縛られているのもある、
一目
(
ひとめ
)
見たが、それだけで、遠くの方は、小さくなって、
幽
(
かすか
)
になって、
唯
(
ただ
)
顔ばかり
谷間
(
たにま
)
に
白百合
(
しろゆり
)
の咲いたよう。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
たにま(谷間)の例文をもっと
(25作品)
見る
谿間
(逆引き)
谿間
(
たにま
)
せせらぐ秋の水といおうか、草むらにすだく残りの
蟲
(
むし
)
の音といおうか、それは言いようもなく淋しく、やるせなく、そして美しい表現です。
奇談クラブ〔戦後版〕:16 結婚ラプソディ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
たにま(谿間)の例文をもっと
(24作品)
見る
渓間
(逆引き)
赤々として熱そうな、
日入
(
いりひ
)
の影が
彼方
(
むこう
)
の松林に照りつけると、蜩の声は深山の
渓間
(
たにま
)
で鳴くのである。もはや帰るべき時は
来
(
きた
)
った。
森の妖姫
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
たにま(渓間)の例文をもっと
(21作品)
見る
▼ すべて表示
溪間
(逆引き)
溪間
(
たにま
)
の温泉宿なので日が
翳
(
かげ
)
り易い。溪の風景は朝遅くまでは日影のなかに澄んでいる。やっと十時頃溪向こうの山に
堰
(
せ
)
きとめられていた日光が
閃々
(
せんせん
)
と私の窓を
射
(
い
)
はじめる。
冬の蠅
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
たにま(溪間)の例文をもっと
(4作品)
見る
壑間
(逆引き)
その死を
止
(
とど
)
めんの一念より
他
(
た
)
あらぬ貫一なれば、かくと見るより心も空に、足は地を踏む
遑
(
いとま
)
もあらず、唯遅れじと思ふばかりよ、
壑間
(
たにま
)
の
嵐
(
あらし
)
の誘ふに
委
(
まか
)
せて、
驀直
(
ましぐら
)
に身を
堕
(
おと
)
せり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
彼は
実
(
げ
)
に
壑間
(
たにま
)
の宮を尋ぬる時、この
大石
(
たいせき
)
を眼下に窺ひ見たりしを忘れざるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
たにま(壑間)の例文をもっと
(1作品)
見る
渓谷
(逆引き)
その愉快なることいわん方なく、膝栗毛の進みもますます速く、来た処は、音に名高き胸突き八丁の登り口。日ははや暮れかかり、
渓谷
(
たにま
)
も森林も
寂寞
(
せきばく
)
として、真に深山の面影がある。
本州横断 癇癪徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
たにま(渓谷)の例文をもっと
(1作品)
見る
澗間
(逆引き)
澗間
(
たにま
)
の
凹地
(
おうち
)
に引出された女どもの
疳高
(
かんだか
)
い
号泣
(
ごうきゅう
)
がしばらくつづいた後、突然それが夜の沈黙に
呑
(
の
)
まれたようにフッと消えていくのを、軍幕の中の将士一同は
粛然
(
しゅくぜん
)
たる思いで聞いた。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
たにま(澗間)の例文をもっと
(1作品)
見る
“たにま”の意味
《名詞》
たにま【谷間】
谷の中。たにあい。谷のようになっている場所。
高いものの間の低い場所。
活動などが盛んでない部分。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
たにあい
けいかん
たにあひ
けいこく
たに
たにあ
ハザマ