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行潦
ふりがな文庫
“行潦”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
にはたづみ
40.0%
こうろう
20.0%
にわたずみ
20.0%
ぬかるみ
10.0%
みづたまり
10.0%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にはたづみ
(逆引き)
「
御立
(
みたち
)
せし島を見るとき
行潦
(
にはたづみ
)
ながるる涙止めぞかねつる」(巻二・一七八)ぐらいに行くのが寧ろ歌調としての本格であるのに、此歌は其処までも行っていない。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
行潦(にはたづみ)の例文をもっと
(4作品)
見る
こうろう
(逆引き)
有若曰く、
豈
(
あに
)
惟
(
ただ
)
に民のみならんや。
麒麟
(
きりん
)
の走獣に於ける、
鳳凰
(
ほうおう
)
の飛鳥に於ける、
泰山
(
たいざん
)
の
丘垤
(
きゅうてつ
)
に於ける、
河海
(
かかい
)
の
行潦
(
こうろう
)
に於けるは類なり。聖人の民に於けるも
亦
(
また
)
類なり。
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
行潦(こうろう)の例文をもっと
(2作品)
見る
にわたずみ
(逆引き)
撒き水のまだ溜り残っている
行潦
(
にわたずみ
)
を、春の名残りの恋猫が足を気色悪るげに振って渡り過ぎる姿が、先き角の小学児童用品店の灯で、痩せさらばった影に
匍
(
は
)
います。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
行潦(にわたずみ)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
ぬかるみ
(逆引き)
それから戸口へ廻る時、実際
行潦
(
ぬかるみ
)
へ左の足を
腓腸
(
ふくらはぎ
)
まで蹈み込んだ。靴に一ぱい水が這入つた。女は今
氈
(
かも
)
一枚で覆つてあるベンチのやうな
寝台
(
ねだい
)
に腰を掛けて、靴を脱ぎ始めた。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
行潦(ぬかるみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
みづたまり
(逆引き)
馬蹄の反響する野は、茫々たる
黄茅
(
くわうばう
)
に
蔽
(
おほ
)
はれて、その所々にある
行潦
(
みづたまり
)
も、つめたく、青空を映したまま、この冬の午後を、何時かそれなり凍つてしまふかと疑はれる。
芋粥
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
行潦(みづたまり)の例文をもっと
(1作品)
見る
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
潦
漢検1級
部首:⽔
15画
“行”で始まる語句
行
行燈
行方
行李
行衛
行灯
行脚
行水
行者
行末
検索の候補
蘋蘩行潦
“行潦”のふりがなが多い著者
レオ・トルストイ
徳富蘇峰
北原白秋
斎藤茂吉
和辻哲郎
三好達治
岡本かの子
泉鏡花
芥川竜之介