“みづたまり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水溜41.2%
水潦29.4%
17.6%
5.9%
行潦5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或る者はすきを持つてみぞを掘り、或る者はそこから掘上げられた土を運んで、地続きになつてゐるくぼみの水溜みづたまりを埋めてゐ
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
野原の中の黒い水潦みづたまりに何べんもみんな踏み込んだ。
秋田街道 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
……そらをうつしたみづたまり……
春と修羅 第二集 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
かくして我等は乾ける土と濡れたる沼の間をあゆみ、目を泥を飮む者にむかはしめ、きたなみづたまりの大なる孤をめぐりて 一二七—一二九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
馬蹄の反響する野は、茫々たる黄茅くわうばうおほはれて、その所々にある行潦みづたまりも、つめたく、青空を映したまま、この冬の午後を、何時かそれなり凍つてしまふかと疑はれる。
芋粥 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)