“水潦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みづたまり45.5%
みずたまり36.4%
にはたづみ9.1%
ぬかるみ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨日の雨の名殘りの水潦みづたまりが路の處々に行く人の姿々を映して居るが、空は手掌てのひら程の雲もなく美しく晴れ渡つて、透明な空氣を岩山の上の秋陽あきびがホカ/\と温めて居た。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
何故なぜというにこの閑地には繁茂した雑草の間に池のような広い水潦みずたまりが幾個所もあって夕陽の色や青空の雲の影が美しくただようからである。
かれ匍匐はひ進起しじまひて、庭中に跪ける時に、水潦にはたづみ二五腰に至りき。その臣、あかひも著けたる青摺あをずりきぬ二六たりければ、水潦紅き紐に觸りて、青みなあけになりぬ。