“青摺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおず33.3%
あおずり33.3%
あをずり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母方の叔父おじであるとうの中将や蔵人くろうど少将などが青摺あおずりの小忌衣おみごろものきれいな姿で少年たちに付き添って来たのである。
源氏物語:42 まぼろし (新字新仮名) / 紫式部(著)
そして、薄紅梅うすこうばいに、青摺あおずり打衣うちぎぬを襲ねたもすそからこぼれた得ならぬ薫りが、いつまでも、自分のあとを追ってくるような気もちにとらわれた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
七月十二日の夜から十三日の暁へかけて摂社みやのめ神社——祭神天鈿女命あめのうずめのみことほか二柱——の祭があり、舞人が青摺あをずりの舞衣をきて舞ふ。
府中のけやき (新字旧仮名) / 中勘助(著)