“あおず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蒼澄50.0%
青摺25.0%
青澄25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お銀はそう言って濡れたままの身体にあわせを引っかけ、蒼澄あおずんだ顔に、ニッコリ淋しい微笑を浮べるのです。
新嘗祭にいなめまつり小忌おみ青摺あおずりを模様にした、この場合にふさわしい紙に、濃淡の混ぜようをおもしろく見せた漢字がちの手紙も、その階級の女には適した感じのよい返事の手紙であった。
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)
まつげが又西洋人のように房々と濃い。眼が仏蘭西フランス人形のように大きくて、まなじりがグッと切れ上っている上に、瞳がスゴイ程真黒くて、白眼が、又、気味の悪いくらい青澄あおずんで冴え渡っている。
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)