“青澄”の読み方と例文
読み方割合
あおず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その青澄あおずんだ、底無しの深淵ふちを、いつまでもいつまでも見つめているうちに、私の目は、いつとなくグルグルと、眩暈くるめき初めました。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
まつげが又西洋人のように房々と濃い。眼が仏蘭西フランス人形のように大きくて、まなじりがグッと切れ上っている上に、瞳がスゴイ程真黒くて、白眼が、又、気味の悪いくらい青澄あおずんで冴え渡っている。
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)