“蒼澄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおず66.7%
あをず33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
苗木の城主、花村甚五衛門は押明方おしあけがたの月影に蒼澄あおずんで見える雪の山を縁にたたずんで眺めながら卒然としてこう云った。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
お銀はそう言って濡れたままの身体にあわせを引っかけ、蒼澄あおずんだ顔に、ニッコリ淋しい微笑を浮べるのです。
お銀はさう言つて濡れたまゝの身體に袷を引つかけ、蒼澄あをずんだ顏に、ニツコリ淋しい微笑を浮かべるのです。
「いえ、あの女の人のではありません、あんな蒼澄あをずんだ綺麗な眼ではなく、大きくて凄い眼でした」