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打衣
ふりがな文庫
“打衣”の読み方と例文
読み方
割合
うちぎぬ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うちぎぬ
(逆引き)
そして、
薄紅梅
(
うすこうばい
)
に、
青摺
(
あおずり
)
の
打衣
(
うちぎぬ
)
を襲ねた
裳
(
もすそ
)
からこぼれた得ならぬ薫りが、いつまでも、自分のあとを追ってくるような気もちにとらわれた。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それからずつと探りまはすと、絹らしい
打衣
(
うちぎぬ
)
の袖にさはる。その
衣
(
きぬ
)
の下の乳房にさはる。円々した頬や
顋
(
あご
)
にさはる。氷よりも冷たい髪にさはる。
好色
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
打衣(うちぎぬ)の例文をもっと
(2作品)
見る
“打衣”の解説
打衣(うちぎぬ)とは、表地に光沢や張りをだす処理を施した衣類である。「擣衣(とうい)」と表記する場合もある。
男性は衵(あこめ)に、女性は袿(うちき)に、正装時この処理をしたものを着用した。
同様の成果がある「板引」という処理が行われるようになると、主に板引方法が活用されるようになった。
(出典:Wikipedia)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀
“打衣”のふりがなが多い著者
吉川英治
芥川竜之介