“小忌衣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おみごろも66.7%
ヲミゴロモ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伶人れいじんの着けた小忌衣おみごろも竹の模様と松の緑が混じり、挿頭かざしの造花は秋の草花といっしょになったように見えるが、「もとめこ」の曲が終わりに近づいた時に
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
母方の叔父おじであるとうの中将や蔵人くろうど少将などが青摺あおずりの小忌衣おみごろものきれいな姿で少年たちに付き添って来たのである。
源氏物語:42 まぼろし (新字新仮名) / 紫式部(著)
小忌衣ヲミゴロモについた「ぴんとこ」と言ふのと、関係があらう——の凜とした色男役で、和事であつて、つゝころばしでなく、辛抱立役であり乍ら、果断な男になつてゐる。
正直正太夫に期待す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)