青摺あをずり)” の例文
七月十二日の夜から十三日の暁へかけて摂社みやのめ神社——祭神天鈿女命あめのうずめのみことほか二柱——の祭があり、舞人が青摺あをずりの舞衣をきて舞ふ。
府中のけやき (新字旧仮名) / 中勘助(著)
かれ匍匐はひ進起しじまひて、庭中に跪ける時に、水潦にはたづみ二五腰に至りき。その臣、あかひも著けたる青摺あをずりきぬ二六たりければ、水潦紅き紐に觸りて、青みなあけになりぬ。