行潦みづたまり)” の例文
馬蹄の反響する野は、茫々たる黄茅くわうばうおほはれて、その所々にある行潦みづたまりも、つめたく、青空を映したまま、この冬の午後を、何時かそれなり凍つてしまふかと疑はれる。
芋粥 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)