しろ
Kが到着したのは、晩遅くであった。村は深い雪のなかに横たわっていた。城の山は全然見えず、霧と闇とが山を取り巻いていて、大きな城のありかを示すほんの微かな光さえも射していなかった。Kは長いあいだ、国道から村へ通じる木橋の上にたたずみ、うつろに …
作品に特徴的な語句
あら くう いや あわ 優雅ゆうが こご なら みさお おけ かつ しお から 不遜ふそん 人気ひとけ ほの 仰向あおむ 会釈えしゃく 伯父おじ 侮蔑ぶべつ 侮辱ぶじょく 傲慢ごうまん 全貌ぜんぼう おか 冒涜ぼうとく 反撥はんぱつ 反駁はんばく 口髭くちひげ 吟味ぎんみ 吹雪ふぶき 呆然ぼうぜん のろ のど うそ うわさ とら あか 堆肥たいひ へい びん 声高こわだか 外套がいとう 姉妹きょうだい あな 完璧かんぺき 容貌ようぼう 容赦ようしゃ とが 徽章きしょう 思召おぼしめ 恩寵おんちょう よろこ 悪寒おかん 憂鬱ゆううつ 懸念けねん 抱擁ほうよう 招聘しょうへい こぶし 指物さしもの おきて かす 推薦すいせん 敏捷びんしょう 敵役かたきやく しりぞ おの 新米しんまい 明晰めいせき 暗誦あんしょう 暗闇くらやみ 柔和にゅうわ さく せん むね たる とし 母屋おもや 気配けはい 氾濫はんらん 洪水こうずい かわ おぼ 漠然ばくぜん 潮時しおどき きゅう ねら 生地きじ 生涯しょうがい 田舎いなか
題名が同じ作品
(新字新仮名)和辻哲郎 (著)