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汚穢
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けがれ
ふりがな文庫
“
汚穢
(
けがれ
)” の例文
また
神魂
(
たま
)
は骸と分かりては、なお清く
潔
(
きよ
)
かる
謂
(
いわ
)
れありとみえて、火の
汚穢
(
けがれ
)
をいみじく
忌
(
い
)
み、その
祭祠
(
まつり
)
をなすにも、
汚
(
けがれ
)
のありては、その
享
(
まつり
)
を受けざるなり
通俗講義 霊魂不滅論
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
されば行け、汝一
本
(
もと
)
の滑かなる
藺
(
ゐ
)
をこの者の腰に
束
(
つか
)
ねまたその顏を洗ひて一切の
汚穢
(
けがれ
)
を除け 九四—九六
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
久しく我等を賤みたり、我等に捧ぐべき筈の定めの
牲
(
にへ
)
を忘れたり、這ふ代りとして立つて行く狗、
驕奢
(
おごり
)
の
塒
(
ねぐら
)
巣作れる
禽
(
とり
)
、
尻尾
(
しりを
)
なき猿、物言ふ蛇、露
誠実
(
まこと
)
なき狐の子、
汚穢
(
けがれ
)
を知らざる
豕
(
ゐのこ
)
の
女
(
め
)
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
何故
(
など
)
斯
(
か
)
かる
汚穢
(
けがれ
)
の
筵
(
むしろ
)
に座して、
狼
(
おほかみ
)
の甘き
誘惑
(
いざなひ
)
に耳を
仮
(
か
)
すやと叱かり給ふ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
ああ、また罪の芽やどす
汚穢
(
けがれ
)
か、そは、——
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
▼ もっと見る
空気の
汚穢
(
けがれ
)
うち見るからにあさましく
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
詐欺、竊盜、シモエア、
判人
(
ぜげん
)
、汚吏、およびこのたぐひの
汚穢
(
けがれ
)
みな第二の
獄
(
ひとや
)
に
巣
(
す
)
くへり —六〇
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
久しく我らを
賤
(
いや
)
しみたり、我らに
捧
(
ささ
)
ぐべきはずの定めの
牲
(
にえ
)
を忘れたり、
這
(
は
)
う代りとして立って行く
狗
(
いぬ
)
、
驕奢
(
おごり
)
の
塒巣
(
ねぐら
)
作れる
禽
(
とり
)
、尻尾なき猿、物言う蛇、露
誠実
(
まこと
)
なき狐の子、
汚穢
(
けがれ
)
を知らざる
豕
(
いのこ
)
の
女
(
め
)
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
室内
(
むろぬち
)
の
汚穢
(
けがれ
)
、はた、古壁に朽ちし
鉞
(
まさかり
)
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
願はくは神恩によりて汝等の心の
汚穢
(
けがれ
)
洗ひ去られその記憶だにあとに殘らざるにいたらんことを
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
痍
(
きずつ
)
き
噎
(
むせ
)
ぶ血と
汚穢
(
けがれ
)
、はた
憤怒
(
いきどほり
)
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“汚穢”の意味
《名詞》
汚れ。汚れているもの。
糞尿。
(出典:Wiktionary)
汚
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
穢
漢検1級
部首:⽲
18画
“汚穢”で始まる語句
汚穢屋
汚穢物