“肉迫”の読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
にくはく100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せまいと汚穢きたなさとは我慢するとしても、ひとの寒さは猛烈もうれつに彼等に肉迫にくはくした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
第十号ハ人間界ニ肉迫にくはくシ、ソシテ遂ニ人間ノ霊魂ヲとらエルニ至ッタ。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
二人の刑事はジリジリと左右から肉迫にくはくしてきた。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
七万の兵をひきいて、滝川たきがわ攻めにかかった秀吉ひでよしは、あの無類むるい根気こんきと、熱と、智謀ちぼうをめぐらして、またたくうちに、亀山城かめやまじょうをおとし、国府こうの城をぬき、さらに敵の野陣や海べの軍船をきたてて、一益かずますの本城、桑名くわなのとりでへ肉迫にくはくしてゆく。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)