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岫
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しう
ふりがな文庫
“
岫
(
しう
)” の例文
惜しげもなく投げ入れたる薪は盛に燃えあがりて、烟は
岫
(
しう
)
を出づる雲の如く、
騰
(
のぼ
)
りて黒みたる
仰塵
(
てんじやう
)
に至り、更に又出口を求めて室内をさまよへり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
〔譯〕
論語
(
ろんご
)
を
講
(
かう
)
ず、是れ
慈父
(
じふ
)
の子を教ふる
意思
(
いし
)
。
孟子
(
まうし
)
を講ず、是れ伯兄の
季
(
き
)
を
誨
(
をし
)
ふる
意思
(
いし
)
。
大學
(
だいがく
)
を講ず、
網
(
あみ
)
の
綱
(
かう
)
に在る如し。
中庸
(
ちゆうよう
)
を講ず、
雲
(
くも
)
の
岫
(
しう
)
を出づる如し。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
天
(
てん
)
に
星
(
ほし
)
の
輝
(
かゞや
)
く
如
(
ごと
)
く、
采
(
さい
)
の
目
(
め
)
の
疾
(
と
)
く、
駒
(
こま
)
の
烈
(
はげ
)
しく
動
(
うご
)
くに
連
(
つ
)
れて、
中空
(
なかぞら
)
を
見
(
み
)
よ、
岫
(
しう
)
を
湧
(
わ
)
き、
谷
(
たに
)
を
飛
(
と
)
ぶ、
消
(
き
)
えた
雲
(
くも
)
が
残
(
のこ
)
り、
続
(
つゞ
)
く
雲
(
くも
)
が
累
(
かさな
)
り、
追
(
お
)
ふ
雲
(
くも
)
が
結着
(
むすびつ
)
いて、
雲
(
くも
)
はやがて
厚
(
あつ
)
く、
雲
(
くも
)
はやがて
濃
(
こ
)
く
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
岫
漢検1級
部首:⼭
8画
“岫”を含む語句
小岫
山岫
岡岫
岫崎
岫雲
岫雲院
峰岫
平岫