“意思”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いし50.0%
おもい12.5%
こころ12.5%
インテンション12.5%
ガイスト12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗助そうすけこの派出好はでずきおとうとが、其後そのごんな徑路けいろつて、發展はつてんしたかを、氣味きみわる運命うんめい意思いしうかゞ一端いつたんとして、主人しゆじんいてた。主人しゆじん卒然そつぜん
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
まえにものべたとおり、こちらの世界せかいつくりつけの現界げんかいとはことなり、場所ばしょも、家屋かおくも、また姿すがたも、みな意思おもいのままにどのようにもかえられる。
おれの手も眼も、もはや意思こころどおりにはならなくなっていた。おれはまるで他人のように自分自身を眺め、そして結果がどうなろうとも、自分の行動に盲従する外はなかった。
ピストルの蠱惑 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
じっさい、一足分密着して揃えてある他のひとつが、何らの災難をこうむっていないことだけでも、この水が人の意思インテンションの実現化した結果であることがわかろうというものだ。
曰く性情ゼーレの動作にして意思ガイスト——考察と共に詩術の要素をかたちづくるもの即ちこれなり。けだし著者は詩境と人境との区別あるを知つて、之を実行するに当ツては終に区別あるを忘れたる者なり。
舞姫 (新字旧仮名) / 石橋忍月(著)