意思いし)” の例文
宗助そうすけこの派出好はでずきおとうとが、其後そのごんな徑路けいろつて、發展はつてんしたかを、氣味きみわる運命うんめい意思いしうかゞ一端いつたんとして、主人しゆじんいてた。主人しゆじん卒然そつぜん
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
〔譯〕論語ろんごかうず、是れ慈父じふの子を教ふる意思いし孟子まうしを講ず、是れ伯兄のをしふる意思いし大學だいがくを講ず、あみかうに在る如し。中庸ちゆうようを講ず、くもしうを出づる如し。
それはべつにあちらで通信つうしんしようとする意思いしはなくても、自然しぜんとそうかんじられてるのでございます。
かれころさうとまで薄弱はくじやく意思いしすこしのことにもかれくるしめるときかれ衝動そそつて盜性たうせいがむか/\とくびもたげつゝあつたのである。勘次かんじはもう仕事しごとをするどころではない。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)