みね)” の例文
飄然としてみねをいずる白雲のごとく東に漂い西に泊す。自然の美に酔いては宇宙に磅礴ほうはくたる悲哀を感得し、自然の寂寥に泣いては人の世の虚無を想い来世の華麗に憧憬す。
霊的本能主義 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)