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如実
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によじつ
ふりがな文庫
“
如実
(
によじつ
)” の例文
予等
(
よら
)
は芸術の士なるが故に、
如実
(
によじつ
)
に万象を
観
(
み
)
ざる
可
(
べか
)
らず。少くとも万人の眼光を借らず、予等の眼光を以て見ざる可らず。
続野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そしてそれは、只
如実
(
によじつ
)
に表現されゝば、正に文藝としての価値を生ずるに違ひないものである。
「私」小説と「心境」小説
(新字旧仮名)
/
久米正雄
(著)
志賀直哉
(
しがなほや
)
氏の蔵する
宋画
(
そうぐわ
)
に、
蓮花
(
れんくわ
)
と
鷺
(
さぎ
)
とを
描
(
ゑが
)
いたのがある。
南蘋
(
なんぴん
)
などの蓮の花は、この
画
(
ゑ
)
よりも
所謂
(
いはゆる
)
写生に近い。花瓣の
薄
(
うす
)
さや葉の
光沢
(
くわうたく
)
は、もつと
如実
(
によじつ
)
に写してある。
支那の画
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
葛飾北斎
(
かつしかほくさい
)
が
水滸画伝
(
すゐこぐわでん
)
の
揷画
(
さしゑ
)
も、誰か又是を以て
如実
(
によじつ
)
に支那を写したりと云はん。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
かう云ふ事実は近松の世話ものに
如実
(
によじつ
)
と云ふ感じを与へ易い。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“如実”の意味
《名詞》
ありのままであること。
絶対不変である真理。真如。
(出典:Wiktionary)
如
常用漢字
中学
部首:⼥
6画
実
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
“如”で始まる語句
如何
如
如才
如何様
如来
如此
如意
如露
如法
如月