“如何様”のいろいろな読み方と例文
旧字:如何樣
読み方割合
いかよう70.6%
どんな5.9%
いかさま5.9%
どん3.9%
いかやう3.9%
いかゞさま3.9%
どのよう3.9%
いかがさま2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人々口を開けば正義といい、人道という。正義、人道は古来吾人ごじんの標置する高き理想であるが、これを如何様いかようにして実現すべきか。
永久平和の先決問題 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
本当ほんとにお客様がみんな一番さんのようだと、下宿屋も如何様どんなに助かるか知れないッてね、始終しょっちゅう下でもお噂を申してるンでございますよ……
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
如何様いかさま川には相違ないが、岸から岸まで氷が張詰めて居て、其上に何尺といふ雪が積つてあるのだから、一寸見ては川とも何とも見えぬ。
雪中行:小樽より釧路まで (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
早く顔がたい、如何様どんな顔をしているか。顔を視れば、どうせ好い心地がしないは知れていれど、それでいて只早く顔が視たい。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
カ君は更に社長へ直接手紙を与へて取消を求めたが社長はその手紙に添へて「貴意には応じ難い。この上は如何様いかやう相手をも辞するもので無い」
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
孝「これはお嬢様長らく御不快のところ、御様子は如何様いかゞさまでございますか、お見舞を申し上げます」
それでも火事をやる様な事をしたから自分に如何様どのような難題を父やお梅が持ちかけるかも知れぬ。また警察の手を借りて如何様な惨酷な事を自分にするかも知れぬ。