“如何様”のいろいろな読み方と例文
旧字:如何樣
読み方割合
いかよう70.8%
どんな6.3%
いかさま6.3%
どん4.2%
いかやう4.2%
いかゞさま4.2%
いかがさま2.1%
どのよう2.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしながら世界の全人類の中に資本家階級に属する者と、しからざる下層民の階級に属する者との数の比較は如何様いかようになるか。
永久平和の先決問題 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
如何様いかようにもしてこの鎖国の日本をひらいて西洋流の文明に導き、富国強兵もって世界中におくれを取らぬようにしたい。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
この様な大悪事を(彼自身如何様いかように弁護しようとも)たくらむ程の彼ですから、生れつき所謂いわゆる奸智かんちけていたのでもありましょう。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
四季刻々うつりかわる景色が如何様どんなに面白く珍らしく見えたであろう! 背戸せどやなぎ緑の糸をかけそめて枯葦の間からぽつぽつ薄紫の芽がふく頃となれば
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
本当ほんとにお客様がみんな一番さんのようだと、下宿屋も如何様どんなに助かるか知れないッてね
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
東京界隈かいわいの農家が申合せて一切下肥を汲まぬとなったら、東京は如何様どんなに困るだろう。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
如何様いかさま川には相違ないが、岸から岸まで氷が張詰めて居て、其上に何尺といふ雪が積つてあるのだから、一寸見ては川とも何とも見えぬ。
雪中行:小樽より釧路まで (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
然し、そんな事を言ひに来たではない、私の方にも如何様いかさま手落があつたで、そのわびも言はうし、又昔も今も此方こちらには心持に異変かはりは無いのだから、それが第一に知らせたい。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
日下部君は、五尺八寸もあらうかといふ、ガツシリした大男で、非常な大酒家だと聞いて居たが、如何様いかさま眼は少しドンヨリと曇つて、服装みなりは飾気なしの、新らしくも無い木綿の紋付を着て居た。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
早く顔がたい、如何様どんな顔をしているか。顔を視れば、どうせ好い心地がしないは知れていれど、それでいて只早く顔が視たい。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
彼は粕谷の墓守である。彼の住居は外から見てのお寺である。如何様どんなお寺にも過去帳がある。彼は彼の罪亡ぼしに、其の過去帳から彼の餌になった二三亡者もうじゃの名を写して見よう。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
呂昇が彼美しい声で語り出す美しい女性にょしょうたましいは、舞台のノラを見たり机の上の青鞜せいとうを読んだりする娘達に、如何様どん印象いんしょうを与うるであろうか。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
カ君は更に社長へ直接手紙を与へて取消を求めたが社長はその手紙に添へて「貴意には応じ難い。この上は如何様いかやう相手をも辞するもので無い」と言ひ切つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
邪宗門の宗徒とは申しながら、親心に無きてい相見え、多少とも哀れには存じ候へども、私情を以て、公道を廃すべからざるの道理に候へば、如何様いかやう申し候うても、ころび候上ならでは
尾形了斎覚え書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
孝「これはお嬢様長らく御不快のところ、御様子は如何様いかゞさまでございますか、お見舞を申し上げます」
若「如何様いかゞさまでございます、お馴染なじみもございましょうが、えへ……外様ほかさまからお尻の出ないようにお話を致しましょう、えへ……お馴染もございましょうがお手軽様に一晩おうかれは如何で、へい/\/\」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そこで先生のかなしい最期前後の出来事は、如何様どのような微細な事までも、世界中の新聞雑誌に掲載されて、色々の評判を惹起ひきおこしました。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)