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如何様
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どんな
ふりがな文庫
“
如何様
(
どんな
)” の例文
旧字:
如何樣
本当
(
ほんと
)
にお客様が
皆
(
みんな
)
一番さんのようだと、下宿屋も
如何様
(
どんな
)
に助かるか知れないッてね、
始終
(
しょっちゅう
)
下でもお噂を申して
居
(
お
)
るンでございますよ……
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
四季刻々うつりかわる景色が
如何様
(
どんな
)
に面白く珍らしく見えたであろう!
背戸
(
せど
)
の
柳
(
やなぎ
)
緑の糸をかけそめて枯葦の間からぽつぽつ薄紫の芽がふく頃となれば
漁師の娘
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
要するに彼等は
辛
(
かろ
)
うじて大工の妾のふる巣にもぐり込んだ東京の喰いつめ者と多くの人に思われて居た。実際彼等は
如何様
(
どんな
)
に
威張
(
いば
)
っても、東京の喰詰者であった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
好加減
(
いいかげん
)
なチャラッポコを
真
(
ま
)
に受けて、仙台くんだり迄引張り出されて、
独身
(
ひとり
)
でない事が知れた時にゃ、
如何様
(
どんな
)
に
口惜
(
くや
)
しかったでしょう。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
其の間に此処に一つ、
彼処
(
かしこ
)
に二つ、
掌
(
てのひら
)
に載る程の白帆が走るともなく霞の奥にかくれ行く其の景色は、
如何様
(
どんな
)
にゆかしくお光の心に覚えたであろう。それ夏が来る。
漁師の娘
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
東京
界隈
(
かいわい
)
の農家が申合せて一切下肥を汲まぬとなったら、東京は
如何様
(
どんな
)
に困るだろう。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
もう
斯
(
こ
)
うなると前途が見え透く。もう
如何様
(
どんな
)
に
藻掻
(
もがい
)
たとて駄目だと思う。残念と思わぬではないが、思ったとて仕方がない。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
それから、最早
如何様
(
どんな
)
に言っても学校には行かない。始終家で遊んで居る。一度「おっかあ、
捨児
(
すてご
)
ってどうするの」と聞いたが、母が心を
傷
(
いた
)
むる様子を見てからは、もう何も聞かぬ。
漁師の娘
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
今日
(
きょう
)
は七月の三日です。七年前の
丁度
(
ちょうど
)
今日は、ヤスナヤ、ポリヤナで
御厚遇
(
ごこうぐう
)
を
享
(
う
)
けて居ました。其折お目にかゝった方々や色々の出来事を、私は
如何様
(
どんな
)
にはっきりと記憶して居るでしょう。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
如
常用漢字
中学
部首:⼥
6画
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“如何”で始まる語句
如何
如何樣
如何程
如何那
如何許
如何成
如何敷
如何計
如何云
如何処