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さながら
ふりがな文庫
“さながら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
宛然
90.6%
宛如
4.2%
如実
2.1%
宛
1.0%
宛態
1.0%
雖然
1.0%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宛然
(逆引き)
宛然
(
さながら
)
、ヒマラヤ山あたりの深い深い萬仭の谷の底で、
巖
(
いはほ
)
と共に年を
老
(
と
)
つた猿共が、千年に一度
演
(
や
)
る芝居でも行つて見て居る樣な心地。
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
さながら(宛然)の例文をもっと
(50作品+)
見る
宛如
(逆引き)
師弟の間柄が
宛如
(
さながら
)
商売取引のように成ったのを、悉く不満に存じ居る折柄、是非先生の御看病を……
死剣と生縄
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
さながら(宛如)の例文をもっと
(4作品)
見る
如実
(逆引き)
凡
(
およ
)
そ
是等
(
これら
)
一味の友にわが見得せる所を
如実
(
さながら
)
に分かち伝へんが為めに語らんとはするなり。
予が見神の実験
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
さながら(如実)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
宛
(逆引き)
釣枝、
立木
(
たちき
)
、岩組、
波布
(
なみぬの
)
、浪板の如き
甚
(
はなはだ
)
しく不自然なる
大道具
(
おおどうぐ
)
は
宛
(
さながら
)
浮世絵における
奥村政信
(
おくむらまさのぶ
)
鈴木春信
(
すずきはるのぶ
)
らの美人画の背景にひとし。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
俳優は皆奇異なる
鬘
(
かつら
)
と衣裳とのために身体の自由を失ひたるものの如く、
台詞
(
せりふ
)
の音声は
晦渋
(
かいじゅう
)
にして変化に乏しきこと
宛
(
さながら
)
僧侶
(
そうりょ
)
の
読経
(
どきょう
)
を聞くの
思
(
おもい
)
ありき。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
さながら(宛)の例文をもっと
(1作品)
見る
宛態
(逆引き)
元氣の好い者は、ノートを高く振𢌞して、
宛態
(
さながら
)
に演習に部下でも指揮するやうな勢だ、てもなく解剖室へ
吶喊
(
とつかん
)
である。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
さながら(宛態)の例文をもっと
(1作品)
見る
雖然
(逆引き)
彼が毎朝大通で見るものは大概此樣な物に過ぎぬ。
雖然
(
さながら
)
人間生活状態の縮圖である。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
さながら(雖然)の例文をもっと
(1作品)
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