“池畔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちはん92.9%
いけのはた7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして蓮花はちす池畔ちはんから前の石橋の上までかかると、朱同はアッと顔色を変えた。どこへ行ったのか、主人の子が見えないのである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日曜祭日などは家族づれでにぎわっているが、ふだんはそれほどでもなく、閑散としている。雨上りの後などに、池畔ちはんをぶらつく気分は悪くない。
犬の生活 (新字新仮名) / 小山清(著)
不忍しのばず池畔いけのはたへ出る。それから先は町家町で露路や小路が入り組んでいる、自由にまぎれて隠れることができる。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)