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蓮花
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はちす
ふりがな文庫
“
蓮花
(
はちす
)” の例文
そして
蓮花
(
はちす
)
の
池畔
(
ちはん
)
から前の石橋の上までかかると、朱同はアッと顔色を変えた。どこへ行ったのか、主人の子が見えないのである。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「しからば、泉があるだろう。あんな美麗な
蓮花
(
はちす
)
が咲いている池があるのだから、どこぞに、冷水が
湧
(
わ
)
いているにちがいない」
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「オオ……何やら美しい……
蓮花
(
はちす
)
がにおう……妙なあの
音
(
ね
)
は、
笙
(
しょう
)
の音か、
頻伽
(
びんが
)
の声か。……
蓮華
(
れんげ
)
が降る、皆さま、蓮華が降って、私の顔にかかります」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
丘陵に抱かれている
一叢
(
ひとむら
)
の木立と沼があった。沼には紅白の
蓮花
(
はちす
)
がいっぱい咲いていた。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
西門慶は、思い入れたっぷり、金蓮の顔を眼のすみから
偸
(
ぬす
)
み見る。さっきから少しずつ酒も入っていた金蓮の皮膚は、そのとき名の如き
蓮花
(
はちす
)
の紅をぱっと見せて
俯
(
ふ
)
し目になった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
あたかも
蓮花
(
はちす
)
の開くように、さっと、陣形を
展
(
ひろ
)
げたかと見るまに、
掌
(
て
)
に物を握るごとく、敵をつつんで、八方から射浴びせ突き殺し、あわてて駒を返そうとする麹義を見かけるなり、趙子龍は
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“蓮花”の意味
《名詞》
蓮の花。蓮華。
「蓮華草」の略。
「散蓮華」のこと。
(出典:Wiktionary)
蓮
漢検準1級
部首:⾋
13画
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
“蓮花”で始まる語句
蓮花白
蓮花生菩薩
蓮花寺
蓮花峰
蓮花舟
蓮花艸
蓮花谷
蓮花往生
蓮花上有庾字