“ともえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
93.7%
舳艫1.6%
共餌1.6%
友衛1.6%
巴絵1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもだ、それほどのともえ板額ごときおちつきのある侍の勇夫人が、目の前で夫の殺されるのを指くわえて見ているはずもねえじゃねえか。
ただし海からやや遠い農村であるだけに、ここではもう舳艫ともえという語が誤って伝わるのみで、みろくの船ということはすでに忘れられているようである。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
舳艫ともえには伊勢いせ春日かすが
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
餌はしこ、またその一族のはま何とかいふさよりに似た細身の魚を最上とし、それが間に合はずば大方の魚の切肉きりみ、即ち共餌ともえででも釣れるのです。岡からも釣れますが、どうしても船です。
樹木とその葉:33 海辺八月 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
一色友衛ともえは折入って両手を畳に突いて、こう深々と言い進むのです。
いうまでもなく、その一人は静子夫人で、もう一人は、お嬢さんの巴絵ともえさんである。
岩田夫人の死を悼む (新字新仮名) / 岸田国士(著)