“古潭”の読み方と例文
読み方割合
こたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東蝦夷からぐるりとまわって古潭こたんの難所を抜け、こちら側までつづいているその海上に、去年の船が未だにさまよいつづけているような錯覚に取りかれて——
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
その上をとほつて、汽車が短いトンネルを拔けると、眼は潭を渡つて、ずツと上流を見通すことが出來る。兎に角、伊納から古潭こたんの下流に至る七八哩の間が絶景だ。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)