“古譚”の読み方と例文
読み方割合
こたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜毎、島の各地方から来た語り手を灯の下に集めて円座を作らせ、彼等から、古い伝説いいつたえ古譚こたん詩の類を聞くのが、彼の唯一つの楽しみであった。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
ほとんと武陵桃源ぶりょうとうげんをもってこれを視たのみならず、さらにその作のたしか稚枝鳩わかえのはとか何かの中に、この地の事を取り入れて纐纈城こうけつじょう古譚こたんの焼直しを試みている。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)