“咀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のろ79.4%
5.9%
くら2.9%
のろい2.9%
のろお2.9%
トコ2.9%
ノロ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハルスカイン家の血統が、こうして吾々二人のためにのろわれて、あとかたもなく亡びて行くのをボンヤリ眺めている訳には行かない。
霊感! (新字新仮名) / 夢野久作(著)
かれ非常ひじやう讀書どくしよこのんで、屡〻しば/\倶樂部くらぶつては、神經的しんけいてきひげひねりながら、雜誌ざつし書物しよもつ手當次第てあたりしだいいでゐる、んでゐるのではなく間合まにあはぬので鵜呑うのみにしてゐるとふやうな鹽梅あんばい
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
昌黎しやうれいまこととせず、つまびらか仔細しさいなじれば、韓湘かんしやうたからかにうたつていはく、青山雲水せいざんうんすゐくついへ子夜しや瓊液けいえきそんし、寅晨いんしん降霞かうかくらふ。こと碧玉へきぎよく調てうたんじ、には白珠はくしゆすなる。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
咀う口から出るのろいや、いろいろのあざけり
その結果がビフテキ主義となろうが、馬鈴薯じゃがいも主義となろうが、厭世えんせいの徒となってこの生命をのろおうが、決して頓着とんじゃくしない!
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
うけふが後にノロふの内容を持つて来た様に、此も、音韻の変化と意義分化とが並び行はれて、誓ふとトコふとの相違を生じる事になつたと類推する事が出来さうである。
うけふが後にノロふの内容を持つて来た様に、此も、音韻の変化と意義分化とが並び行はれて、誓ふとトコふとの相違を生じる事になつたと類推する事が出来さうである。