“トコ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:とこ
語句割合
42.9%
14.3%
14.3%
寢處14.3%
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
壁も、トコも、ハリも、巖であつた。自身のからだすらが、既に、巖になつて居たのだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
天神其矢を見て曰はく、此れ、昔我が天稚彦アメワカヒコに賜ひし矢なり。今何故に来つらむとて、乃矢を取りトコひて曰はく、若し悪心を以て射たりしならば則、天稚彦必害に遭はむ。
うけふが後にノロふの内容を持つて来た様に、此も、音韻の変化と意義分化とが並び行はれて、誓ふとトコふとの相違を生じる事になつたと類推する事が出来さうである。
新室と言ひでふ、苫を編み替へ、竪薦を吊り易へ、常は生きみ靈の止る處なる寢處トコを掃ふ位で新室になるのであらう。屋内各部の精靈がやゝ勢力を持ちかけるのを防ぐ爲に、此樣に一新するのである。
八目之荒寵ヤツメノアラコを作り、其河石を取り、塩に合えて、その竹の葉にツツみ、トコい言わしめけらく、此竹葉タカバの青むがごと、此竹葉の萎むがごと、青み萎め。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)