“ノロ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:のろ
語句割合
33.3%
祝女22.2%
巫女22.2%
11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御一族の末々まで、あなた樣をおノロひ申し上げることでおざりませう。其どころでは、御座りません。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
其中では、祝女ノロを中心に、根神おくで其他の神人カミンチユが定まつた席順に居並ぶ。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
沖縄に於ては、オナリをがみ・巫女ノロをがみ・オヤをがみ・オメケリをがみ等の形を残して居る。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
即、沖縄神道では、キミノロに限つては、七世にして神を生ずといふ信仰以上に出て、生前既に、半ば神格を持つてゐるのである。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
即、遠方より香炉を据ゑて、本国の神を遥拝するのである。此遥拝する事から、色々の問題が出て来る。例へば、ノロの家にも香炉があり、御嶽にも香炉がある。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
うけふが後にノロふの内容を持つて来た様に、此も、音韻の変化と意義分化とが並び行はれて、誓ふとトコふとの相違を生じる事になつたと類推する事が出来さうである。