“白珠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しらたま90.9%
はくしゆ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「むすめは、わが命につぐものだ。戦のちまたはおろか、世の寒風にもあてたことのない白珠しらたまだ。よし、おれ自身、淮南の境まで守ってやろう」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
菊池寛きくちかんの『不壊ふえ白珠しらたま』のうちで「媚態」という表題の下に次の描写がある。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
昌黎しやうれいまこととせず、つまびらか仔細しさいなじれば、韓湘かんしやうたからかにうたつていはく、青山雲水せいざんうんすゐくついへ子夜しや瓊液けいえきそんし、寅晨いんしん降霞かうかくらふ。こと碧玉へきぎよく調てうたんじ、には白珠はくしゆすなる。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)