“不壊”のいろいろな読み方と例文
旧字:不壞
読み方割合
ふえ93.8%
ふゑ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてはまたそれに馴れて忘れるともなく、雲を見ては雨を嘆くばかりで、雲のうちにも不壊ふえの富士のあることを思わなくなる。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もしわたくしがその世界にすっかり入り切るならば、特に愛人とか親とかの差別はなく、わたくしは万人万物と不壊ふえの生命で手をつなぎ合えるのです。
ある日の蓮月尼 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
千早、赤坂、吉野のうち、赤坂、吉野は落ちたが、千早城のみは、賊の大軍に囲まれながら、金剛山に因んで、金剛不壊ふゑの姿を示した。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)