“ふゑ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
44.4%
不壞22.2%
22.2%
不壊11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滊車のふゑの音ひゞく時、やう/\烟りにかげ消えゆくとき、いかならんと思ひやる與之助より、さし手が磯に千鳥を友として、かなしき戀のおもかげを描くらん、不憫ふびんやお新が心の内
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
不壞ふゑの輝き、——無量光むりやうくわう
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
あたゝかかす事ならずかねて金二分に質入しちいれせし抱卷かいまき蒲團ふとんあれども其日を送る事さへ心にまかせねばしちを出す金は猶更なほさらなく其上吉之助一人口がふゑ難儀なんぎの事故夫婦はひざ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
千早、赤坂、吉野のうち、赤坂、吉野は落ちたが、千早城のみは、賊の大軍に囲まれながら、金剛山に因んで、金剛不壊ふゑの姿を示した。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)