“うゑ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
38.3%
25.5%
17.0%
12.8%
飢餓4.3%
2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
詩経しきやうには男子だんししやうとし、或は六雄将軍りくゆうしやうぐんの名をたるも義獣ぎじうなればなるべし。なつしよくをもとむるのほか山蟻やまあり掌中てのひら擦着すりつけふゆ蔵蟄あなごもりにはこれをなめうゑしのぐ。
郊外かうぐわい際涯さいがいもなくうゑられたもゝはなが一ぱいあかくなると木陰こかげむぎあをおほうて、江戸川えどがはみづさかのぼ高瀬船たかせぶね白帆しらほあたたかえて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
如何いかんとなれば、人間にんげん全體ぜんたいは、うゑだとか、さむさだとか、凌辱はづかしめだとか、損失そんしつだとか、たいするハムレツトてき恐怖おそれなどの感覺かんかくから成立なりたつてゐるのです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
した後の、最後のうゑのための掠奪に対しては天に恥ぢる要はない筈だ。
川を遡りて (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
飢餓うゑ恐怖おそれ困憊つかれ悔恨くいと……真暗な洞穴ほらあなの中を真黒な衣を着てゾロゾロと行く乞食の群! 野村は目をつぶつた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
うゑるかなり元は隨分繁昌な所で有りましたがナア又曰く此の流れはアレ彼山あのやまの間を川に流れて天龍川に落ちますナニお前さん氷は張りますが馬は危ないので通行は致しません人は見當を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)