飢餓うゑ)” の例文
はらすいると、のばしてとゞところなつ無花果いちじく芭蕉ばせうもぎつてふ、若し起上たちあがつてもぎらなければならぬなら飢餓うゑしんだかも知れないが
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
飢餓うゑ恐怖おそれ困憊つかれ悔恨くいと……真暗な洞穴ほらあなの中を真黒な衣を着てゾロゾロと行く乞食の群! 野村は目をつぶつた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)