“抱卷”の読み方と例文
新字:抱巻
読み方割合
かいまき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本(ほん)に商賣人(しようばいにん)とて憎(に)くらしい物(もの)と次第(しだい)におもふ事(こと)の多(おほ)くなれば、いよ/\寢(ね)かねて奧方(おくがた)は縮緬(ちりめん)の抱卷(かいまき)打(うち)はふりて郡内(ぐんない)の蒲團(ふとん)の上(うへ)に起上(おきあが)り給(たま)ひぬ。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
暖(あたゝか)に寢(ね)かす事ならず豫(かね)て金二分に質入(しちいれ)せし抱卷(かいまき)蒲團(ふとん)有(あれ)ども其日を送る事さへ心に任(まか)せねば質(しち)を出す金は猶更(なほさら)なく其上吉之助一人口が殖(ふゑ)難儀(なんぎ)の事故夫婦は膝(ひざ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
と母親(はゝおや)怪(あや)しき笑顏(ゑがほ)をして少(すこ)し經(た)てば愈(なほ)りませう、いつでも極(きま)りの我(わが)まゝ樣(さん)、嘸(さぞ)お友達(ともだち)とも喧嘩(けんくわ)しませうな、眞實(ほんに)やり切(き)れぬ孃(ぢよう)さまではあるとて見(み)かへるに、美登利(みどり)はいつか小座敷(こざしき)に蒲團(ふとん)抱卷(かいまき)持出(もちい)でゝ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)